逆流性食道炎ガイド

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逆流性食道炎とコーヒーの話。

過去最悪の逆流症状。その原因は?という記事で、ショウガ紅茶を飲みすぎて痛い目にあったというエピソードを書きました。個人的にはそれと同じくらい、コーヒーに対して文字通り「苦い」思い出があります。

セブンイレブンが1杯100円でコーヒーを販売していたときのこと。安い割にそこそこ美味しいというので、私は毎日、しかも一日何杯もこの100円コーヒーを飲んでいました。当時は何も考えずブラックで、テレビを見たりネットサーフィンをしながらグイグイ飲んでいたのです。そして、ショウガ紅茶のときと同じく強烈な胸焼けに苦しんだという話です。当時はまだ逆流性食道炎だと分からなかったのですが、とにかくコーヒーはよくないと思い知った出来事でした。

その後「コーヒーについてはカフェインが諸悪の根源であるため、デカフェで飲めば問題ないだろう」と思ってコーヒーはデカフェを飲むようにしていたのですが、調べてみると話は簡単ではないようです。判明したのは下記の2点。

  1. 「デカフェ」を飲んでカフェインを摂取していないつもりでも、実はカフェインがわずかに含まれている。
  2. コーヒーにはカフェインの他にも胃酸逆流を誘発する物質が含まれる可能性がある。

気にしすぎるときりがありませんが、それでも気になるものは気になる、ということで細かく見ていこうと思います。

カフェイン含有量の表現

1について、ネスレ日本のサイトに詳しく説明がありました(カフェインレスとは?デカフェとの違いやカフェイン控えめにしたい時の飲み物なども紹介)。まとめると下記のとおりになります。

カフェインレスコーヒー:カフェインを90%以上取り除いたもの。微量のカフェインを含む

デカフェコーヒー:カフェインレスと同じ定義。微量のカフェインを含む

ノンカフェインコーヒー:カフェイン含有量0%のもののみ表記可能

この表現は全日本コーヒー公正取引協議会の資料で正式に定められているもので「カフェインレスやデカフェのコーヒーは少量のカフェインを含んでいる」ということが分かりました。90%以上除去しているのでわずかではありますが、ちょっと驚きました。

デカフェにも注意が必要?

そして「デカフェだから安心」「ノンカフェインだから問題ない」ともいかないようなのです。研究によると、胃酸逆流にはカフェインだけではなく、コーヒーに含まれる他の成分も関与している可能性が指摘されています(Wendl et al., 1994)。そのためデカフェコーヒーにもこれらの成分は残存しており、完全には安心できないということになります。

私の場合、デカフェコーヒーのラテを飲んだ後、胃もたれとは言わないまでも、胸が重いような感じがすることがありました。カフェインはごくわずかなはずなのにどうして?と不思議に思っていたのですが、カフェイン以外の物質が作用していた可能性があるということになります。

こうなると、もはや逃げ場なしという感じです。コーヒーを飲まない人生も悪くないかもな、と悟りの境地に達してしまいそうですが、しばらくは様子を見ながら、時々デカフェコーヒーをラテで飲む程度にとどめようと思います。

カフェインの新事実

カフェインと逆流性食道炎の関係を考えると、コーヒー系飲料の選び方は意外と奥が深いことが分かりました。選択肢を整理すると以下のようになります。

  • デカフェ・カフェインレスコーヒー:カフェインを90%以上除去しているが微量は含む
  • ノンカフェインコーヒー:カフェイン含有量0%のもののみ表記可能

コーヒーと逆流性食道炎の関係については、「カフェインが原因」と言われがちですが、実際にはカフェイン以外の成分も関与している可能性があることが分かりました。デカフェにすれば完全に安心というわけでもなく、個人差も大きいため、自分の体の反応を見ながら付き合っていくしかないというのが正直なところです。

コーヒー好きにとっては少々悲しい結論ではありますが、「症状が出たら控える、出なければ適度に楽しむ」というスタンスが現実的ではないかと思います。

この記事の内容は参考情報としてお読みください。免責事項をお読みの上、症状や治療については、必ず医師にご相談ください。